意外に難関?タクシーの地理試験に合格する方法




地理試験は難しいです。

満点を取るのは、ほとんど不可能でしょう。

でも東京のタクシードライバーは全員合格しているという事実・・・。

つまり、合格するための傾向と対策があるのです。

このページでは、地理試験の概要と問題の中身、そして合格するための勉強法をご紹介しています。

スポンサーリンク

地理試験の概要

東京都特別区・武三交通圏でタクシードライバーの仕事をするためには、公益社団法人 東京タクシーセンターが実施する4日間の「新規講習」を受講し、その第3日目に実施される「地理試験」に合格しなければなりません。

地理試験は、昭和45年5月に施行された「タクシー業務適正化特別措置法」第48条に基づいて実施されており、同法第49条及び同法施工規則第39条の2で「公益社団法人 東京タクシーセンター」が地理試験事務代行機関として指定を受けています。

現在、東京タクシーセンターの「新規講習」は、毎週「月・火・水・木」「火・水・木・金」のスケジュールで週2回行われていて、地理試験は毎週水・木の2日間だけ実施されています。

タクシー会社では、新人タクシードライバーをこの試験に合格させるために、独自に研修を行ったり問題集を作成したりと、いろいろと工夫をしているようです。

私の会社でも、新人の研修センターに地理試験専門の研修スタッフがいて、出来の悪い新人達をこの試験合格に合格させるべく奮闘していました。

なぜタクシー会社がこんなに力を入れているかというと、この試験が難しくて合格率が低いからです。私が受験した頃の全体の合格率は40%~50%前後だったでしょうか。私の会社でも何度も受験している人がたくさんいました。

実際に、地方出身の新人タクシードライバーの方などが何度受験しても合格出来なかった場合には、地理試験がない他の東京交通圏や他府県の系列タクシー会社などを紹介をする事があるそうです。

それでは、地理試験の内容と、私がなんとか1回で合格出来た勉強方法をご紹介します。

地理試験に出題される問題

地理試験では、道路の名称、交差点の名称、著名な建造物、公園、名所、旧跡、鉄道の駅の所在などの問題が40問出題されて、32問以上(80%以上)の正解で合格になります。

過去に出題された問題を見てみると、試験の出題方法はほぼパターン化されていて、配分は次のとおりです。

  • 問題1・・・15問
  • 問題2・・・10問
  • 問題3・・・5問
  • 問題4・・・5問
  • 問題5・・・5問

合計で40問が出題されます。

問題1は幹線道路名と交差点名の問題、問題2は施設名の問題、問題3~問題5は、交差点の名称、首都高の名称と入口・出口、著名な建造物、公園、名所、旧跡、ホテル、病院、鉄道の駅の所在などの問題が出題されます。

問題3~問題5の1つの問題で、乗車地と降車地が示されて、その間に通過する交差点を順番に回答する難問が出題されます。

この難問は1週間程度の勉強では、とても回答出来るような問題ではありません。ベテランドライバーでも難しい問題です。ですから、この問題は回答出来ないという前提で臨むしかありません

つまり、実際には40問出題されるのですが、この難問を除いた35問中32問以上に正解できるように準備する必要があります。間違っていい問題は3問だけということになります

なお、東京タクシーセンターのWEBサイトに、地理試験の過去問題が5回分だけ公開されているので、興味がある方はご覧下さい。⇒こちらです。

地理試験の勉強方法

東京タクシーセンターの地理試験は、地理試験対策の勉強を行わないと合格が難しい試験です。そのため、新人タクシードライバーが普通自動車二種免許を取得すると、ほとんどのタクシー会社やタクシー協同組合では、試験に特化した研修を準備しているはずです。

その研修で、上述したような地理試験の出題傾向や、合格するための勉強方法が示されるます。各タクシー会社や共同組合では、会社や共同組合の威信を懸けて勉強方法を伝授すると思うので、その勉強方法に従って勉強すれば合格ができるはずです。

具体的には、過去の「問題1」と「問題2」で出題されている幹線道路・交差点・施設名を全て暗記します。

ここで出題される幹線道路・交差点・施設名は、過去の問題の分析でほぼ推定されているので、それらを全て覚えてしまいます。

「問題3」「問題4」「問題5」についても、上述した難問以外の問題に関しては、各会社や共同組合による過去の問題の分析で、出題される問題の範囲がほぼ推定されていると思うので、これらの問題が全て正解できるように丸暗記します。

また、東京タクシーセンターが作成している練習問題集にも、実際に出題される問題が多数含まれているので、この練習問題を全て正解できるまで勉強する、つまり全て丸暗記します。

暗記するといっても、なかなか大変なので、私は自分でいろいろな「語呂合わせ」を作って、とにかくなんでもいいから覚えるようにしました。

例えば、東京都東部で東西に走っている幹線道路ですが、北から南に次のような順番で並んでいます。

  • :浅草通り
  • :春日通り
  • :蔵前橋通り
  • :京葉道路
  • :新大橋通り
  • :清洲橋通り
  • :葛西橋通り
  • :永代通り

この幹線道路の最初の「音」を縦に読むと、「アカクケシキカエ」。これを「赤く景色代え」でも「赤く毛敷き代え」でも何でもいいので、無理やり「語呂合わせ」を作って、覚えてしまいます。

これらの勉強を、5日から10日かけて必死に行い、4日間の「新規講習」を受講して「地理試験」を受験します。

4日間の「新規講習」の1日目と2日目にも「地理講習」の時間が6時間含まれているのですが、この講習は地理試験にはほとんど役に立ちません。

とにかく時間をかけて、試験に出ると思われる道路・交差点・施設等を覚えて、練習問題を繰り返して、地理試験の40問中35問を完璧に解答できるように勉強するしかありません。

地理試験の合格後

地理試験に合格した人には、東京タクシーセンターの「新規講習」第4日目の終了後に、「講習修了証」「地理試験合格証」とともに、「運転者証」が交付されます。

「運転者証」は、タクシーの助手席の前にあり、写真・氏名などが表示されているで、見たことがある方も多いと思います。

翌日からは、実際に乗務する前に会社で行う研修が待っているはすです。

残念ながら地理試験に合格出来なかった方は、次回以降の地理試験に再度チェレンジすることになります。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったらシェアして頂けると嬉しいです!

フォローする